梅雨に入って数週間、雨の日よりも晴れている日のほうが多い2024年の梅雨です。
そんな2024年6月の活動を報告します。
第60回八重洲塾に登壇!
第60回の八重洲塾の講師をご依頼いただきました。第58回より「農と食と健康」をテーマにしてお届けしていたそうなのですが、食品産業の方々も注目している食事のガイドラインである「食事摂取基準」のことをお話ししました。
八重洲塾とは、未来の農業と食について学び語り合う場として開講されているそうです。
第60回八重洲塾の案内はこちらにアップしていただき、こんな素敵なフライヤーを作って宣伝していただきました。
私からは、食事摂取基準2025年版(案)が公表されたこのタイミングで、改めて
- そもそもなぜ食事摂取基準なのか
- では食事摂取基準とはなにか
- どう活用するとよいか
をお話ししました。基準を示しているとはいえ、栄養業務をがちがちに縛るものではないんですよね。むしろ業務をやりやすくするガイドラインです。そういうことが紹介できたかな、と思います。
栄養素を基準の量だけサプリメントで摂取したらどうなんですか?栄養素だけではなくて食べ方や環境なども健康に関係するのではないですか?など、様々な質問もいただきまして、丁寧にお答えしたつもりです。
八重洲塾は会員になれば講義のアーカイブを無料で視聴できるようです。この機会に登録いただくのもよいかもしれません。
食事摂取基準2025年版読み解き講座の準備万端!?
八重洲塾でテーマにしたこの「食事摂取基準」ですが、先月紹介したように講座を運営してみんなで読むつもりでいます。5月に引き続き、講座の準備を進めました。まずは7月7日に説明会を開催するための準備ということで、説明会の案内もメルマガ読者さんにお伝えし、多くの方から説明会への参加お申込みをいただきました。
「食事摂取基準2025年版読み解き講座」の情報はこちらに公開しているところです。7月14日までお申込み期間となります。たくさんの方のためになる講座運営をしていきたいと思っています。
オンラインサロンの準備
その「食事摂取基準2025年版読み解き講座」ではYOORというオンラインサロンの仕組みを使って講座運営をしていく予定なんです。とはいえ、これまでに自分が使ったこともなく、このサイトの仕組みはどうなっているのかな?と6月は自分なりに学び、分析していました。そして、ひとまず講座を作りこむための自分のサロンのページ「栄養学者こばやんと一緒に食情報の未来を作ろう会」を公開するところまでできました。
使ってみたらけっこう便利だな、と思うことが多々ありましたので、すでに運営中の「栄養疫学基礎講座」もこちらのサロン内で学べるように準備を進めました。また、今から開講する「食事摂取基準2025年版読み解き講座」の内容を、受講生以外でもちょっとだけのぞいて見られるような仕組みも作ってみようかなと試行錯誤していました。
それぞれのプランに関して、準備ができたらメルマガ読者さんには案内していくつもりです。興味のある方はメルマガ登録してお待ちいただけたらと思います。
FOOCOMの記事
6月の記事が公開されました。
フレイル予防に重要な栄養素ってたんぱく質だけではないんです!色々な栄養素が必要なことを伝える、私が実施した研究結果を紹介しました。
FOOCOMコラム2024年6月の記事
たんぱく質以上に効果的!なフレイル予防の食事とは?
更新したnote記事
・6月3日(月)
ストレスフルな離乳食作り、こうして乗り切った:栄養学者の体験談
栄養の専門家でありながら、離乳食作りの日々は初めてのことばかりで作るのが負担でした。その時に実際に私が行った工夫を紹介しました。少しでも今悩んでいる人のお役に立てばと思います。
・6月10日(月)
「作りました、使います」は言っちゃダメ!質問票活用前に必須の妥当性研究
食事摂取量を調べる質問票を作ってもすぐに使えるわけではないんです。その前に実施しておかないといけない妥当性研究の大切さと方法を紹介しました。
・6月18日(火)
これぞ信頼できる真の食情報だ!
食事摂取基準とは、信頼できる食情報でエビデンスの宝庫であることをお伝えしています。
・6月25日(火)
食事摂取基準の策定に「使えない論文」があるの?
丁寧に実施されていて信頼度の高い論文であっても、食事摂取基準のエビデンスとして活用できないものがあるんです。
その他
食事摂取基準の講座を運営するには自分がしっかり読まなければと、2025年版(案)の本文を全部読みました。まとめた内容は講座説明会にお申込みくださった方へ無料で配布しました。
コンサルティングをお引き受けしている会社へのアドバイス、研究・調査関連のアドバイス、作業補助などを行いました。
運営中の「栄養疫学基礎講座」の受講生さんからの提出課題には目を通し、丁寧に回答を作成しています。
7月は新しい講座も始まりますし、受講生のみなさんと楽しんで進めていきたいと思っています。
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